さてすでにMINIXが使える環境ができていますが、VMware Playerの画面というのは「Ctrl+G」と「Ctrl+Alt」を使って入力の切り替えをする必要があったり、クリップボードのコピーやペーストができなかったりと、なにかと不便な点が多いです。
そこでその不便さを解消するために、ターミナルソフトを使ってMINIXにアクセスできるようにします。ターミナルソフトにはtelnetプロトコルを使ったものとsshプロトコルを使ったものがありますが、telnetプロトコルはセキュリティ上安全ではないのでsshプロトコルを使うことにします。
ここでは以下の手順で環境を構築していきます。
・rootユーザにパスワードを設定しておく
・sshdプロセスが起動していることを確認
・MINIXが動作している仮想マシンのIPアドレスを確認
・sshが使えるターミナルソフトを用意

まずrootユーザにパスワードを設定します。telnetの場合はパスワードなしでもアクセス可能ですが、sshの場合はパスワードが必須です。
パスワードの設定は上の画面のように「passwd」コマンドで行うことができます。

次にsshdプロセスが起動していることを確認するために「ps ax | grep sshd」というコマンドを入力します。その結果上の画面のように該当するプロセスが見つからなかった場合は、例えばパッケージインストール後一度もOSを再起動していないことなどが原因で、まだsshdプロセスが起動していないことが考えられます。
その場合一度「shutdown -r」コマンドでOSを再起動してみてください。

上の画面のように「ps ax | grep sshd」というコマンドの出力結果にsshdプロセスが表示されていればOKです。これでsshdプロセスが起動していることが確認できました。
次にMINIXが動作している仮想マシンのIPアドレスを確認します。IPアドレスを確認するためには「ifconfig」というコマンドを入力します。

ここで表示された「192.168.206.131」というアドレスがMINIXが動作している仮想マシンのIPアドレスです。
次にsshが使えるターミナルソフトを用意します。sshが使えるターミナルソフトには、
・Teraterm+TTSSHモジュール(SSH1のみ)
・PuTTY(SSH1とSSH2に対応)
などがありますが、Teraterm+TTSSHモジュールは古いSSH1にしか対応していないためおすすめできません。というわけで今回はPuTTYを使います。
PuTTYがインストールされていない場合は、まずPuTTYのダウンロードサイトにアクセスします。

上の図の赤く囲んだ「The latest release version」という箇所を探します。そしてその下の赤く囲んだ「putty.exe」というリンクをクリックしてファイルをダウンロードします。
ダウンロードした「putty.exe」ファイルをダブルクリックして起動すると以下のような画面が表示されます。

この画面の「Host Name (or IP address)」という箇所に、先程確認したMINIXが動作している仮想マシンのIPアドレス「192.168.206.131」を入力して「Open」ボタンをクリックします。

上のような画面が表示されるので、「はい」をクリックします。

ログインプロンプトが表示されるので、ユーザ名(root)とパスワードを入力すると上の画面のようにログインすることができます。
これでsshでMINIXにアクセスする環境が整いました。