X Window Systemの起動:MINIX on VMware Player

次にX Window Systemの起動を確認します。

X Window Systemを起動するには「xdm」というコマンドを実行すればOKです。一つ注意が必要な点は、メモリ容量が少ないと起動に失敗する場合があるということです。今回VMX Builderでファイル作成のページで仮想マシンを作成したときには、メモリ容量は特に変更しておらずデフォルトの128MBとなっています。

X Window Systemの起動01

まずはその128MBの状態でX Window Systemが起動できるかどうかトライしてみます。動作状況が分かるようにデバッグオプションを付けて「xdm -debug 1」というコマンドを実行してみます。

X Window Systemの起動02

「OpenDisplay failed」というエラーメッセージが出て、何度も処理をリトライしていることが分かります。

X Window Systemの起動03

そのまましばらく待つと上の図のようなエラーメッセージを表示して処理が終了します。こうなった場合考えられる要因の一つとしてメモリ容量不足が挙げられます。

メモリ容量を何パターンか変えて試してみましたが、256MBではNGで、384MBならOKという結果が出ました。そこで仮想マシンの設定ファイル(.vmx)を変更して、メモリ容量を384MBに設定することにします。

X Window Systemの起動04

仮想マシンのメモリ容量はVMX Builderを使って変更することができます。VMX Builderは「スタート」−「プログラム」−「RDPSoftware」−「VMware」−「VMX Builder」−「VMX Builder」から起動できます。起動したら「Edit Existing Virtual Machine」ボタンをクリックして仮想マシンの設定ファイル(.vmx)を読み込みます。

X Window Systemの起動05

「Hardware」タブをクリックして「Memory」を選択します。現在のメモリ容量は128MBと表示されています。

X Window Systemの起動06

ここでメモリ容量を384MBに変更するわけですが、注意が必要なのは上の図の赤で囲んだ上矢印ボタンを使って384MBに変更する必要があるということです。テキストボックスの数値を直接編集するとメモリ容量の変更が反映されない場合がありますので注意してください。

X Window Systemの起動07

メモリ容量の設定が変更できたら「VM」メニューの「Save」を選択して変更を保存します。保存すると上の図のような保存結果画面が表示されますが、赤で囲んだように「memsize = "384"」と表示されていればOKです。

ここでもしMINIXの仮想マシンが動作中の場合は「shutdown」コマンドと「off」コマンドで一度VMware Playerを終了させます。そして再度仮想マシンの設定ファイル(.vmx)をダブルクリックしてOSを起動します。OSが起動できたら改めて「xdm -debug 1」コマンドを実行します。

X Window Systemの起動08

X Window Systemが正常に起動できると上の図のようなログイン画面が表示されます。なおxdmコマンドを実行してからログイン画面が表示されるまで30秒から1分程度掛かります。

X Window Systemの起動09

ログイン画面でユーザ名(root)とパスワードを入力すると上の図のようなX Window Systemの画面が表示されます。

X Window Systemの起動10

X Window Systemを終了するには「ps ax | grep xdm」コマンドでxdmプロセスのプロセスIDを確認し、「kill」コマンドでxdmプロセスを終了させればOKです。

なお一度X Window Systemの起動が確認できたら、それ以降は「xdm -debug 1」コマンドではなく、「xdm」だけで実行すればOKです。

これでX Window Systemの起動の確認ができました。取り急ぎX Window System上で何かをする必要があると言うわけでもないのでX Window Systemの確認はここまでとします。

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